面倒くさそうなスニーカーの洗濯、実はとっても簡単!
2019.9.10
スニーカーの洗濯ってどうすればいいの?と思っている方に、正しい洗濯方法を紹介します。
「そもそも洗濯ができるのかどうか」「洗濯機を使ってもいいのかどうか」わからずにそのまま履き続けているスニーカーはありませんか?
一見大変そうなスニーカーのお手入れは、意外と簡単にできます。
正しいお手入れ方法を知っておけば靴自体を傷めてしまう心配もありません。
今回はスニーカーの素材によって違うお手入れ方法の紹介と、日ごろからできる汚れがつきにくくなるケア方法まで紹介します。
汚れてしまって捨てようか迷っているスニーカーがあれば、ぜひこの記事を読んで正しい洗濯方法を試してみてはいかがでしょうか。
スニーカーは洗濯してもいいのか
結論から言うと、スニーカーを洗濯することは可能です。
スニーカーの汚れが目立ってきたときは、洗濯して綺麗にしたいと思いますよね。
靴が傷んでしまいそう、履き心地が変わりそう、と懸念する人もいるかもしれません。
スニーカーの洗濯は意外と簡単にできますが、スニーカーの素材によって洗濯方法が違うので注意が必要です。
しっかり素材に合ったお手入れ方法を把握しておけば、簡単にスニーカーを綺麗に保つことができます。
革(レザー)素材のスニーカーの洗い方
レザースニーカーは、履き癖によってついた革の部分のヨレ、レザーの断面の汚れが目立ちやすいです。
汚れの程度別に洗濯方法をチェックしていきましょう。
・軽い汚れの場合
汚れが軽めの場合には、水を使わないお手入れ方法で十分です。
軽い汚れのお手入れ方法の手順
1.汚れ落としムースやクリーナーを乾いた布につけて全体を拭いていく
2.レザーの断面部分がある場合は、汚れていたら紙やすりで軽く削る
3.頑固な汚れは少量の水を含ませたメラミンスポンジで軽くこする
メラミンスポンジで強くこすりすぎると細かい傷が入ってしまうので注意が必要です。
・頑固な汚れの場合
上記の方法では綺麗にならない場合は下記の手順で水洗いをしましょう。
頑固な汚れのお手入れ方法の手順
1.ブラシや乾いた布を使って表面のホコリや砂をはらう
2.泡立てた弱酸性の洗剤をスポンジにつけて表面を優しく洗う
3.靴底の汚れはメラミンスポンジを使ってこすり洗い
4.水でよく洗い流す
・合成皮革の場合
合成皮革は水分との化学分解を起こしやすい素材です。
靴の表面に水分が残ってしまうことで素材を傷めてしまう可能性があるため、水洗いは避けましょう。
合成皮革に使える専用のクリーナーなどを使用して手入れをするのがおすすめです。
水で濡らしたタオルで全体を拭きとってから、専用クリーナーを全体に塗布して、最後もタオルでクリーナーを拭きとっていきます。
水で濡らしたタオルで全体を拭きとるだけでも、ある程度綺麗になるので試してみてください。
スエード素材のスニーカーの洗い方
スエード素材のスニーカーは高級感、あたたかみがあることが特徴の靴です。
汚れや濡れたシミが目立ちやすいので、簡単なお手入れ方法で長く履ける靴にしましょう。
スエード靴は普段あなたが使っている、髪のシャンプーで洗うと良いです。
スエード素材のスニーカーのお手入れ方法の手順
1.表面の汚れをブラシやタオルではらう
2.濡れたタオルを使って全体を湿らせる
3.濡らしたスポンジにシャンプーをプッシュして泡立てる
4.全体を優しくスポンジでこすり洗い
5.水で濡れたタオルでシャンプーをしっかり拭きとる
スニーカーを洗濯機で洗う方法
洗濯機を使って洗うととても簡単にお手入れができます。
正しい手順をチェックして、洗濯機で洗ってみてください。
スニーカーを洗濯機で洗う際の手順
1.ブラシや使い終わった歯ブラシなどを使って丁寧に砂や小石を取り除く
2.洗濯ネットに入れて洗濯機へ
3.気持ち多めに液体洗剤を入れて通常コースで洗濯
4.陰干しで乾かす
上記の手順で、洗濯機でスニーカーを洗いましょう。
スニーカーを洗濯機で洗う際の注意点
スニーカーを洗濯機で洗うことは、「洗濯機にもよくなさそう」と思ってしまうかもしれません。
しかし洗濯機でスニーカーを洗う際に気をつけたいポイントを知っておけば大丈夫です。
これを守って洗えば洗濯機も靴も傷めることないので、ぜひおさえてほしいポイントです。
・洗濯機で洗っても大丈夫な素材かチェックする
洗濯機で洗うことができる素材は、キャンバス生地や布製のものなどです。
逆に革製のものやレザー素材のものは、洗濯機では洗うことができないので注意しましょう。
また、素材にかかわらずスパイクやヒールのある靴を洗濯機で洗うと洗濯機を傷つけてしまう可能性があるので避けた方が良いです。
・砂やホコリを落とす
洗濯機を傷めないように余洗いを必ず行いましょう。
靴底の溝に挟まっている細かい砂や小石も丁寧に取り除いてください。
・中敷き・靴ひもを取り外す
中敷きを外してしっかりと中まで洗います。
また乾かすときに中敷きは外した状態で干さないと、中敷きと靴の間が乾きにくく場合によってはカビの原因にもなるので注意が必要です。
靴ひもはそのままつけた状態だと、洗濯機で縮んでしまう可能性もあるので外した方が良いでしょう。
・洗濯ネットを使用する
靴は硬いのでそのまま入れてしまうと洗濯機を傷つけ、洗濯中かなりの衝撃音がします。
故障の原因にもなりかねないので、洗濯ネットは必ず使用してください。
靴専用のものや、クッション性のあるものを選ぶとより良いです。
100円ショップでも靴専用の洗濯ネットが売っている のでぜひチェックしてみてください。
普段のお手入れ方法
スニーカーの汚れを防止する、普段からできるお手入れについても紹介します。
汚れがつく前に防止策としてやるものや、汚れがついてしまったときの対処策がわかっていれば、お気に入りのスニーカーも長く履くことができるでしょう。
・防水・撥水スプレーを使用する
まずは汚れ防止策です。
靴専用の防水スプレーや、撥水スプレーを前もって使っておくことで、靴に水が染み込むことを防止するだけではなく汚れの付着も防いでくれます。
ただスプレーを拭きかけるだけで、簡単にスニーカーを汚れから守ることができるのでぜひ試してみてください。
・パウダーやろうを塗っておく
専用のものを用意しなくてもできる防止策です。
ベビーパウダーを靴全体にパフを使ってはたくことで靴の汚れ防止になります。
また、ろうそくのろうを全体に塗っておくと防水加工になるのでスプレーを使用したときと同じように汚れ付着の防止もできます。
ただ、ろうを塗ることができるのはキャンバス生地のスニーカーだけなので注意しましょう。
・クリーナーシートを持ち運ぶ
次は汚れがついてしまったときの応急処置方法です。
日ごろからクリーナーシートを持ち歩くと、万が一泥がついてしまってもすぐに拭きとってることができます。ついてすぐの汚れなら落としやすいことが多いので、すぐに拭きとることができるようにしているとスニーカーを長持ちさせることに繋がります。
・こまめに洗濯をする
やはり長く履くためには普段から洗濯することを習慣づけておくことが大事です。
スプレーなどで汚れの付着を防止、靴箱にしまう前に軽く表面を拭くことなどを普段から行って、さらに月に一度は洗濯をする、などルールを決めておくと、スニーカーはさらに長持ちします。
汚れが落ちない場合は専門店に相談を
いかがでしたでしょうか?
この記事を読むことでスニーカーは洗濯することができるのかどうか、ということがご理解いただけたかと思います。
どうしても汚れが落ちない場合は、靴のケア専門店に相談してみるのも良いでしょう。
REPRO-PARKではスニーカーの修理やカスタムを受け付けております。
全国どこからでもLINEでお問い合わせください。